第96回選手権12日目の展望

■11日目結果１．日本文理（新潟）　６x－５　富山商業（富山）２．大阪桐蔭（大阪）１０－０　八頭（鳥取）３．聖光学院（福島）　２x－１　近江（滋賀）４．健大高崎（群馬）　８－３　山形中央（山形）今日は4試合目の最後しか見れてないので何ともいえませんが・・・。神宮組が三重、沖縄尚学、八戸学院光星、日本文理と残り、力のある所が残りました。春の地区決勝に残った所でも、東海王者の三重、九州王者の沖縄尚学、北信越王者の日本文理、近畿王者の大阪桐蔭と勝ち慣れている所が順当にきましたこちらでも書きましたが↓高校野球春季地区大会決勝と夏の選手権出場の関連性（2014年度版）ある程度の信憑性はあったという事ですね。春季大会と夏の関連は甲子園で予想する上で欠かせないかも知れません。まあ、関東はどこも力を抜いた結果、春は県で負けた健大高崎しか残らない惨状ですが・・・。昨年の準々決勝は全て1点差ゲーム。今年も接戦になる予感はしてます。 1試合目はやっぱり癖はある程度両チーム掴んでいたっぽいのかな。森田を無理させなかったのは良かったと思いますけど、富山商業としては勝てたゲームだったかもしれないですね。岩城を前の2試合のどこかで投げさせることができればまた変わった結果になったかもしれないですが・・・。文理はやっぱり夏型のチームだな・・・。純粋にこういうゲームを分けるのは長打力の部分。荒いけどやっぱり文理の魅力は長打ですよね。飯塚はもう全試合投げる覚悟でしょう。それだけの準備はしてると思いますので、連投となる聖光学院戦は打力で飯塚を助けたい所ですね。 2試合目はやっぱり桐蔭の完勝でしたか・・・。田中を使うなら準々決勝だと思っていたので意外でしたけど、その時は健大高崎が相手とはわかってないわけですからね。打力は徐々に本領発揮しており、2008年の浅村の代に似てきましたね。峯本、香月コンビは怖いです。八頭はやるだけの事はやったのではと。今の鳥取県勢に必要なのは本番で強豪県と何度も対戦することだと思いますから、これが第一歩になってほしい所ですね。 3試合目は予想通り2点勝負に。聖光というか斉藤監督はバントに関しては全くぶれないですね。最後に信用できるのは自分たちが毎日やってきた事でしょうから、それが最後スクイズに現れたのでしょう。継投で上手くいってますし、まだ梅田が投げていないので準々決勝以降で登板機会があるかも。聖光としても春夏含めまだ越えた事のない8強の壁を越えたいですね。近江は来年のチームなのでまあ・・・。でも、小川は良い投手だったという事ですね。打力は眉唾もので水ものですから現状の近江の打力はこんなものじゃないかと。今、本当の打力を持っているのは桐蔭と気比くらいなものですから。若いチームですし、秋の近畿では中心になるチームでしょう。近年、滋賀は秋を勝ち抜けていないので近江と北大津には期待したいですね。 4試合は7回あたりから見ましたが、やっぱり足か・・・。練習試合でも山形中央はやられていたという事で順当な結果だったのかなと。1年生の石毛を先発させたのは連戦を見据えてという所か。やはり脇本は本物だな・・・。次の桐蔭戦は相手も足を防ぐ術を知ってそうですが、2年前よりは積極的に行けるかと。継投次第ですね。それでは、12日目準々決勝の展望です。■12日目●準々決勝１．三重（三重）－沖縄尚学（沖縄）これは両エース立ててくると思いますので、打ちあいになるでしょう。どちらも中軸には当たりがあるので、カギとなるのは1，2番の出来。三重は長野、佐田の1，2番が非常に当たってますが、尚学は1番赤嶺がノーヒット。この差が大きく左右するかもしれませんし、打線の調子を考えると三重の方に分があるかも知れません。尚学は左腕に対して凄く当たっているとも言えないので、今井の出来次第かと。力量は五分だと思いますし、5点勝負だと思います。・三重■注目選手今井　重太朗　投手　１７７・６６　左・左　３年　　９－３－２　２．６７　27回西岡　武蔵　　一塁　１７８・７８　右・右　３年　１３－５－１佐田　泰輝　　二塁　１７９・７５　右・右　３年　１２－５－４宇都宮　東真　遊撃　１７１・７３　右・右　３年　１２－３－２長野　勇斗　　中堅　１７１・６７　右・左　３年　１３－６－１世古　錬　　　右翼　１７２・６３　右・右　３年　１０－４－２・沖縄尚学■注目選手山城　大智　　投手　１７６・７５　右・右　３年　４－０－０　２．５０　18回上原　康汰　　一塁　１８５・７９　右・左　３年　６－１－１中村　将己　　二塁　１６５・５７　右・左　２年　６－２－０安里　健　　　三塁　１８２・８１　右・右　３年　７－２－２西平　大樹　　左翼　１７５・７６　右・右　３年　５－３－２①赤嶺　謙　　　中堅　１７６・７５　右・右　３年　７－０－０久保　柊人　　右翼　１７５・７６　右・右　３年　６－１－２２．敦賀気比（福井）－八戸学院光星（青森）ここ数年は打撃で評価されてきた両者の対戦。やはりこの試合は中川、平沼の2年生エースの意地の張り合いになるかと。現状打力では気比有利なので、光星はどれだけ守って粘れるかでしょう。県予選から劣勢でも終盤に勝ち越している粘りが今年の光星の持ち味なのですが、気比は先制するとどこまでも貪欲に点を取りに行くので、できれば光星は先制して気比にプレッシャーをかけたい所。打力的には気比有利で5点以上の打撃戦なら気比、4点以下の接戦なら光星にチャンスありでしょう。・敦賀気比■注目選手平沼　翔太　　投手　１７８・７５　右・左　２年　１１－６－５　０．７８　23回岡田　耕太　　捕手　１７３・８０　右・右　３年　１０－６－５①篠原　涼　　　一塁　１６６・６９　右・左　２年　１３－６－５①浅井　洸耶　　遊撃　１７７・６８　右・右　３年　１４－６－７①峯　健太郎　　中堅　１８０・７３　右・右　３年　１７－５－６①御簗　翔　　　右翼　１７８・８０　右・左　３年　１３－６－０・八戸学院光星■注目選手中川　優　　　投手　１７０・８０　右・右　２年　７－１－０　０．９５　19回八木　彬　　　投手　１７７・８５　右・右　２年　－呉屋　開斗　　投手　１７９・７３　左・左　２年　－馬場　龍星　　捕手　１７０・６８　右・右　２年　５－１－２森山　大樹　　一塁　１８０・７６　右・左　３年　７－１－２深江　大晟　　二塁　１７５・７５　右・右　３年　６－１－２①北條　裕之　　三塁　１７５・７５　右・右　３年　７－０－０足立　悠哉　　遊撃　１６７・７０　右・左　２年　７－１－０中崎　寿希也　左翼　１７５・７４　右・右　２年　８－２－０新井　勝徳　　右翼　１８７・７３　右・左　３年　９－２－１３．健大高崎（群馬）－大阪桐蔭（大阪） 2012年選抜準決勝以来の対戦です。あの時は藤浪（阪神）－森（西武）の桐蔭バッテリーで足攻の健大高崎を抑えました。あの時より桐蔭は投手力は下がりますし、健大は打力がアップしています。どちらも打力が充実しているので5点以上の勝負だと思いますが、今日桐蔭が左腕の田中を完投させたことがどう生きるか。継投のタイミングがカギを握ると思いますし、シーソーゲームになりそうな予感です。・健大高崎■注目選手高橋　和輝　　投手　１８０・７３　左・左　３年　　５－１－０　１．２０　15回松野　光次郎　投手　１７８・７５　右・右　３年　　０－０－０　０．００　1回川井　智也　　投手　１７１・６８　左・左　２年　　３－０－０　３．８６　7回石毛　力斗　　投手　１７７・７１　左・左　１年　　０－０－０　２．２５　4回柘植　世那　　捕手　１７５・７３　右・右　２年　１４－６－７長島　僚平　　一塁　１８０・７３　右・右　３年　１１－５－６柴引　良介　　三塁　１７７・８５　右・右　２年　１０－３－１脇本　直人　　右翼　１８０・８０　右・左　３年　１３－７－５・大阪桐蔭■注目選手福島　孝輔　　投手　１８０・８０　右・左　３年　　５－０－０　２．７７　13回田中　誠也　　投手　１７０・６０　左・左　２年　　６－０－０　２．５７　14回横井　佑弥　　捕手　１７４・７４　右・右　３年　１２－４－４　正随　優弥　　一塁　１８２・８５　右・右　３年　１３－４－２峯本　匠　　　二塁　１７２・７２　右・左　３年　１２－６－２香月　一也　　三塁　１７５・８２　右・左　３年　１５－７－６①森　晋之介　　中堅　１７３・６８　右・左　３年　１０－２－１４．聖光学院（福島）－日本文理（新潟）勝ち方は似ているものの、対照的な勝ち方をした両者の対戦。まさしく小技vsパワーの対決ですね。文理は飯塚以外は投げさせないでしょうから、連投の飯塚相手に聖光としては早めに点数を奪って先手先手で仕掛けていきたい所。打ちあいになると文理が有利ですので、聖光としては今日のように継投のタイミングを誤らないこと、間違いなく斉藤監督の采配が勝敗を握ると思います。強豪と認知させたいならどちらも4強には入りたいでしょうし、両者にとってもですが県の今後の将来を決めるかもしれない大きな一戦になりそうです。・聖光学院■注目選手船迫　大雅　　　投手　１７２・６３　右・左　３年　　４－０－０　１．１８　15回1/3 梅田　誉大　　　投手　１８１・８３　左・左　３年　　－今泉　慶太　　　投手　１８２・７５　右・右　２年　　４－１－０　１．５４　11回2/3 安田　光希　　　一塁　１７７・７８　右・右　３年　１１－３－０柳沼　健太郎　　三塁　１７１・７６　右・左　３年　１１－３－０石垣　光浩　　　遊撃　１６５・６７　右・右　３年　　７－６－３八百板　卓丸　　左翼　１８０・７３　右・左　３年　１１－５－０伊三木　駿　　　中堅　１７３・６６　左・左　３年　　７－１－０・日本文理■注目選手飯塚　悟史　　　投手　１８５・７６　右・左　３年　１１－４－２　２．６７　27回鎌倉　航　　　　捕手　１６６・７１　右・右　３年　１０－５－０新井　充　　　　二塁　１７０・６６　右・右　３年　１１－５－４②池田　貴将　　　三塁　１７０・８０　右・右　３年　１１－４－２小太刀　緒飛　　中堅　１７９・７２　左・左　３年　１２－３－２星　兼太　　　　右翼　１７７・７３　左・左　２年　１２－７－３①